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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

霧多布、厚岸方面は、午前中深い霧に覆われた。
午後になってやっと上がった。

バラサン岬への道は大丈夫か、道の駅で確認した。
何とか行けそうと分かった。
行ってみたら、鹿しか通っていない道だった。
厚岸の町並みが、一望に見渡せた。
「バラサン岬に吼えろ」を思い出していた。
    ※    ※    ※    ※

朝起きたら、濃霧。  写真は、午前8時。

12年8月16日 (1)

浜中から、厚岸へ。  印の所に、国泰寺。



外にずっといたら、濡れる。 何も見えないから、真っ直ぐ厚岸へ。



午後、霧が晴れて行くことになる、バラサン岬と愛冠(あいかっぷ)岬が見える。



厚岸の道の駅で、昼頃まで、ブログを書く。
バラサン岬に行けるか、道の駅の案内所で聞いた。
どこかに電話して、何とか行けると、確認してくれた。

午後、国泰寺に向かった。

国泰寺のそばに、厚岸町郷土館がある。 その前で、アッケシソウを育てていた。

12年8月16日 (3)

厚岸には、今は、自然の中にアッケシソウはない。 郷土館の人が教えてくれた。
毎日塩水をかける。

12年8月16日 (2)

※ アッケシソウは、卯原内(うばらない)で見られる。 卯原内は、網走から紋別に行く途中。
  4年前の秋に撮った写真

国泰寺の三門。

12年8月16日 (4)

「文恭院殿一品大相国公」は、将軍家斉の戒名。
徳川家代々の位牌は、いくつかの寺にある。
下のは、足利学校にあった、位牌。 一番左が、家斉の位牌。 これに、文恭院殿~~と書かさっている。

12年8月16日 (31)

家斉は、1804年に、北海道に3つ寺を建てた。 蝦夷(えぞ)三官寺と呼ばれる。
北海道の防衛とか、キリスト教を入れないとかが、目的。
他の2つは、有珠の善光寺、様似の等澍院。

 ※ 足利学校  ばん阿寺  渡良瀬橋 ~足利市~  他  (2011/10/28)
 ※ 有珠善光寺は、円空の蝦夷地の旅、最終目的地だった。~伊達市~  広島原爆の日  他  (2011/8/6)

境内に、大きな李(すもも)の木があった。

12年8月16日 (5)

寺が出来た、次の年に植えている。

12年8月16日 (6)

国泰寺の本堂。

12年8月16日 (8)

国泰寺には、日鑑記と呼ばれる日記が残されている。 郷土館に、コピーが展示されていた。
文化元(1804)年から文久3(1863)年までの60年間に渡って、国泰寺の歴代住職によって書き継がれてきた。

12年8月16日 (7)

国泰寺は、京都の臨済宗南禅寺派のお寺。

 ※ 平安神宮から南禅寺、そして、哲学の道を通って銀閣寺へ ~京都市~  アスタ・シエンプレ(カルロス・プエブラ)  (2012/5/10)

境内を通って、バラサン岬の突端に向かう。

12年8月16日 (9)

※ バラサン岬は、この辺り一帯を言う。
  だから、国泰寺は、バラサン岬の中にある。 抱かれるように。

左に、細い道が見える。

12年8月16日 (10)

人が歩いた跡は見られない。 鹿の足跡ばかり。
途中、何カ所も、倒木が道をふさいでいた。

12年8月16日 (11)

10分ほど歩いたら、上が明るくなった。 着いたみたい。

12年8月16日 (12)

バラサン岬の標識はなかったけど、これで、ここがバラサン岬と分かった。

12年8月16日 (13)

バラサン岬は、寺のある谷を、柵(さく)のように囲んでいる。
この柵の感じを、アイヌ語で、バラサンと云う。
※ だから、国泰寺は、バラサンにあるといういい方をしても、大丈夫のよう。

アイヌの人達は、鹿などの動物をこの岬に追い詰めて、寺のある所に、追い落とした。
右奥が厚岸湾。  厚岸大橋が、赤く小さく見える。

12年8月16日 (14)

写真右遠くに、道の駅がある。

12年8月16日 (15)

中心街は、海の向こう。 右側。

12年8月16日 (16)

昔、両角(もろずみ)憲二という、厚岸水産高校の先生が、「バラサン岬に吼(ほ)えろ」という本を書いた。
この人の公演を聞いたことがある。
荒れる学校の荒れる生徒たちと戦った。
夏休みは、全道に散らばる生徒の家を、家庭訪問した。
教え子は、紋別にもいた。
最後は、生徒たちは変わる。 本には、その戦いが書いてあった。

現在、著者の両角憲二さんは、和光高校と中学の校長をしている。

※ いじめで騒がれている大津中には、両角さんに少しでも似た先生はいなかった。
※ 大津中のいじめのあった学級の担任は、決して表に出ない。
  学校側が、担任が何をしゃべるか不安なので、出さないようにしている。

岬の突端と言っても、何も無い。
ただ、この場所から、厚岸の全体が見える。

12年8月16日 (17)

※ アップにした時、ボケた。 どうしてだろう。



こんな道を戻る。 鹿道が、いたるところにあった。

12年8月16日 (18)

この後、近くにある、愛冠(あいかっぷ)岬に向かった。

駐車場から、400㍍程歩く。

12年8月16日 (19)

岬の突端に、鐘がある。 見えてきた。

12年8月16日 (20)

向こうから、2人歩いてきた。 ここで、問題。
この2人とは、私が戻る時、再度出会う。 出会った時、2人は喜ぶ。
いったい、何があったのでしょう。
答えは、戻る時の文に。

12年8月16日 (21)

開けた。 空が広くなった。

12年8月16日 (22)

左側に鹿がいた。 逃げない。
いつも人を見ていると、こうなる。 知床の熊が、同じようになってきた。

12年8月16日 (23)

向こうは、霧多布。 

12年8月16日 (24)

柵を越えて、路がある。 行く人は行く。 黄色い花は、ミヤマアキノキリンソウかなと。 自信はない。

12年8月16日 (25)

下に見える家並みは、筑紫恋(ちくしこい)地区。 海岸は、筑紫恋海岸。

12年8月16日 (26)

津波が来たら、大変。 その時は、きっと、全てを捨てて山に逃げる。 命だけ助かればいいと考えて。

12年8月16日 (34)

読みにくいが、遭難の碑があった。

12年8月16日 (27)

昭和19年3月16日。 2隻の船が沈んだ。 撃沈された。 3000人以上の命が、海に消えた。
厚岸にある正行寺のHPに、詳しく載っている。
 ※ なお、正行寺の本堂は、重要文化財。 新潟県から移築した。
   建立は寛政11年(1799年)。 その建物を、明治43年に厚岸に。

12年8月16日 (35)

12年8月16日 (37)

syougyouzi56661.jpg   syougyouzi65442.jpg

鹿の子どもが2匹、顔を出していた。

12年8月16日 (33)

戻る時、ここのフウロソウは、何フウロかなって、花を探していた。
下を見ながら歩いていたら、歩く道の左端に、デジカメが落ちていた。 リコーのコンパクトデジカメ。

駐車場に案内所があるので、そこに預けようと考えながら、歩いていた。

そうしたら、さっき会った2人が、こっちに歩いてきた。
少しだけ、予感はした。

カメラを見なかったですか、と話しかけてきた。
いい人に出会いましたね、と言って、ポケットから出して渡した。
笑顔の2人が、立っていた。 私にお礼を言った。

駐車場に戻って、カメラのことは、ブログに書きますと伝え、名刺を渡した。
私へのお礼は、ランキングを1度でいいからクリックですよ、と云うのを忘れた。

爽やかな雰囲気の2人でした。 きっと、学生さん。

※ カメラを拾った場所は、上の方の写真の、2人が立っている辺り、ちょうどそこです。
  落とす瞬間を撮っていれば、完璧だった。

アザミの花は、秋遅くまで、楽しませてくれる。
リコーのコンパクトデジカメで撮影。 花はいつも、このカメラ。 失敗が少ない。

12年8月16日 (36)

道に駅、厚岸グルメパークからの風景。
厚岸大橋が見える。

12年8月16日 (28)

向こうの陸地の、右端が、バラサン岬。

12年8月16日 (29)

外海に、つながる。

12年8月16日 (30)

朝はどうなるかと思った天気でしたが、午後は温かくなりました。

【その他 1】
昨日、霧多布岬で、タカネナデシコを見ていました。
花の真ん中に、茶色っぽい毛があるのが、特徴の一つ。 断崖の中腹にも、群落が見えました。

12年8月16日 (32)

【その他 2】
今日は、私の○○回目の○○○。 
1人で、お祝いしました。 スーパーで、少しばかりの御馳走を買って。

【停泊場所】  厚岸町門静にあるパーキング

【明日の予定】  情報誌に、こんな紹介の岬がある。
        「なーんにもない。 静か。 鹿が来るくらいで誰も来ない」
         行かなければならない。
         岬の名前は、尻羽岬。 シレパ岬。 または、シリッパ岬、と読む。

※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                    (2008年4月~2010年9月までの記事)

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akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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